座長:堤 善充(聖マリア病院)
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早期リハビリテーションは重症患者の換気動態にいかなる影響を及ぼすか?electrical impedance tomography(EIT)による評価 |
及川真人1,2), 花田匡利1,2), 名倉弘樹1,2), 竹内里奈1,2), 関野元裕3), 神津玲1,2)
長崎大学病院リハビリテーション部1)
長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科理学療法学分野2)
長崎大学病院集中治療部3)
electrical impedance tomography(EIT)は, 胸壁に装着した電極から肺内のインピーダンス変化を測定することで局所の動的換気分布をリアルタイムに可視化する断層映像法である. 臨床現場においては, 人工呼吸管理患者の適正なPEEP設定(PEEP titration)や体位管理効果検証などに応用され, 今後はより多様な場面での活用が期待されている.
早期リハビリテーションは, その活用場面の一つに挙げられる. 早期リハビリテーションは, 体位管理や気道クリアランス手技などの呼吸理学療法と, 離床および運動のモビライゼーションによって構成され, 酸素化の改善や人工呼吸期間を短縮させる効果が示されている. その理論背景には, 肺の局所換気の改善が挙げられ, EITを用いて早期リハビリテーション実施中の換気動態の変化を可視化することができれば, 各手段の効果検証のみならず, その効果が発現しやすい適応症例の特定や, 患者の状態に応じた治療手段の選択, 理学療法手段の作用機序の解明にも寄与し, 早期リハビリテーションの臨床実践のために有益なデータを集積できる可能性がある.
本教育講演ではまず, 早期リハビリテーションの基本的な内容を示した後に, EITを用いることで示された効果について文献をもとに紹介する. 加えて, 重症患者を対象とした当院での使用経験を紹介し, 早期リハビリテーションにおけるEIT活用の可能性について提言したい.
共催:ドレーゲルジャパン株式会社



