座長:山香 修(久留米大学病院)
SS13-1 |
持続的血液浄化療法(CBP)における浄化量設定, hemofilter選定へのアプローチ~自験例を中心に~ |
早崎 裕登
鹿児島大学病院 主任臨床工学技士
救急集中治療領域では様々な臓器障害を呈した患者が多く, 機能を代行するために各種血液浄化療法が実施されている. 特にCBPにおいては, 急性腎障害(AKI)や慢性腎臓病(CKD), または敗血症や肝不全など様々な適応疾患に施行されており, 循環動態の不安定な症例においては必要不可欠な治療となっている.
これまでにも, CBPの治療設定として透析液・置換液流量の増加や, CBP導入のタイミングなどで腎予後や生命予後に影響を及ぼす可能性が検討されてきた. 中でもCBPに用いられる持続緩徐式血液濾過器(hemofilter)には, 膜素材や形状の異なるものが多数販売されており, それぞれ透水性や抗血栓性, 吸着特性など, 異なる性能, 特徴性を有している. そのため, 疾患や病態に応じてhemofilterを使い分ける施設もあり, 病態改善や生命予後へ影響を与えうる可能性も検討されている.
また, CBPを施行する上で回路内凝固が問題となるケースも少なくないが, いくつもの要因が混在している. 例えば, 患者側の要因として凝固系の異常, 特にDICを合併している症例では, Life-timeが極端に短縮することも珍しくない. 対してCBP治療設定としても, 抗凝固剤の種類や投与量, 血流量や濾過流量, その他にも選択されるhemofilterや血液浄化装置, 血液回路の違いなども影響を及ぼしていると考えられる.
今回は, CBP治療設定へのアプローチとして, 特に浄化量の設定やhemofilterの選択について, 自験例を中心にお話しさせていただきたい.
共催:旭化成メディカル株式会社



