透析室におけるエコー活用のすゝめ

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座長:川原田 貴士(池田バスキュラーアクセス・透析・内科) 

SS8-1

透析室におけるエコー活用のすゝめ

古賀 幸雄
医療法人幸善会 前田病院 課長

透析室におけるバスキュラーアクセス(VA)管理の基本は理学所見であり. 各種モニタリング装置が進歩した現在でも揺らぐことはない. 理学所見の問題点として. 手技や知識など熟練度により差が生じてしまうことである. そんな中. 現在多くの透析室に導入が進んでいる超音波診断装置(エコー)は非侵襲的に検査を行うことが可能で. 定量的な評価が難しい理学所見の補助を行う有用なデバイスの一つである.

エコー検査は一般的に機能評価と形態評価を組み合わせVAの状態を把握する. 機能評価は上腕動脈の血流量. 血管抵抗指数を測定することが可能である. 形態評価は短軸像・長軸像の2方向から画像抽出を行い. 血管走行の把握や狭窄病変の確認が可能である.

当院では2015年にエコーを導入し. 臨床工学技士(CE)担当者がシャントエコーを行っている. 穿刺者が理学所見にて異常を感じた場合や医師からの指示検査など年間250件ほど実施している. 穿刺や治療中の経過など臨床症状を把握しているCEが行うことは有用であり. 医師への治療介入時期の提案や患者へのVA教育などエコー活用の場面は多岐にわたる.

令和3年に現行制度上でのCEによるVAエコーが認められた. 様々な分野でのタスクシフトが進められている中. CEに求められることも増えていくことが予想される. 知識・技能を担保しつつ. 日頃から患者と接するCEという立場を活かし. 医師・患者・多職種と連携を図りながらエコーを活用していただきたい.

共催:メディキッド株式会社・コニカミノルタジャパン株式会社

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